ヒールストーン
ストーンヘンジの外周から離れた所に突き立てられているこの石はヒールストーンと呼ばれる。夏至の日の出は、ストーンヘンジの中心からヒールストーンを見ると、太陽はヒールストーンの先端から上がってくるようにみえる。これは太陽の光が死者に力を与え、生者がそれを生者の場所ダーリントン・ウォールのウッドサークルで受け取る儀式のためのもの。したがって、ダーリントン・ウォールとストーンヘンジを結ぶ道、アベニューはストーンヘンジからヒールストーンを通り伸びている。アベニューは現在、地表からはその姿を捉えることができないが、上空から見るとこの場所に道があったことがわかる。また冬至には夏至と逆コースをたどる儀式があったと考えられ、日の入りの時間にヒールストーンからストーンヘンジを見ると、トリリトンの立石の間に太陽が沈む。