ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連遺産群

Stonehenge, Avebury and Associated Sites

概要

ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連遺産群はイギリス南部のソールズベリー平原に残る巨石遺跡、その近郊にあるエーヴベリーの巨石遺跡である。ソールズベリーの巨石遺跡はストーンヘンジとして有名で、世界の七不思議の一つに数えられる。これらの遺跡は、先史時代イギリスの文明を示す貴重な遺構となっている。このページでは、これらの遺産群から、特に有名なストーンヘンジについて紹介を行う。ストーンヘンジは、紀元前3000年頃から築かれ、巨石文明としては紀元前2000年頃からとされる。ストーンヘンジは古代ローマがブリテン島を支配した時代にはすでに遺跡となっていたため、この遺跡はどのような人が何のために作ったものか、長い間不明であり、数々の説が唱えられてきた。古代ケルト人が信仰したドルイド教の聖地であるとか、天文台であるとか、病気治療のためのヒーリングスポットであるなど。しかし、いずれも決定的な証拠がないままであった。近年、長期にわたる考古学研究により、有力な説が提唱されている。

基本情報

遺産種別/登録基準
文化遺産/(i),(ii),(iii)
登録遺産位置
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
ウィルトシャー県
北緯51度10分 西経1度49分
登録遺産面積
資産 4,985ha
登録年月
1986年

登録基準の具体的内容

(i)
ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連遺産群の遺跡群は、先史時代における卓越した創造性と建築技術を示している。
(ii)
世界遺産に指定されている遺産は、早期新石器時代から青銅器時代にかけての2000年を超える期間における景観形成、持続社会、祈念碑建築の進歩を示す優れた例である。これらの祈念碑の遺跡群と景観は、建築家、芸術家、歴史家そして考古学者に揺るぎない影響を与えた。そして未だに、将来の研究に対し大きな潜在性を保っている。
(iii)
ストーンヘンジとエーヴベリーの複合遺跡は、新石器時代と青銅器時代のブリテン島における葬祭と儀式の慣行に深い洞察を与えている。それらの遺跡と関連遺産はともに、他に類のない景観を形成している。

ギャラリー

参考文献

TBS THE世界遺産 / UNESCO公式ホームページ / 週刊世界遺産 ストーンヘンジ
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