寝たのか寝てないのかよくわからない夢うつつな状態が続いて未明にパラオに到着。土砂降り。……乾季のはずでは？？？
入国手続きには思いのほか時間がかかりましたが今回受託手荷物とかはないのでさっさと入国して、ホテルのピックアップサービスを探します。
一国を代表する空港にしてはあまりにもこじんまりとしているこの空港に別れを告げ、深夜のジャングル（？）を土砂降りの中走ります。
朝には晴れることを祈って……
ちなみにこのホテル、外観はそこまででもありませんでしたが、室内はかなりきれい。ベッドもふかふか。ふかふかのベッド気持ちいい……
……残念ながら晴れませんでした。土砂降りというほどではありませんが相変わらず雨は降ったまま。
この日の予定では午前中に遊覧飛行が入っていて、夕方からナイトカヤックという比較的まったりした日程になっていたので、朝食をいただいた後は再びホテルでごろごろすることに。
やっぱり深夜の飛行機移動では正直熟睡はできませんから、こうやってまったりできる時間があるとありがたいですね。
ふかふかのベッドで深い眠りに入り、飛行機の迎えの時間まで待ちます。
この日の未明に空港からホテルにきて、また空港に向かうという不思議な気持ち。迎えの車にはほかに日本人のおばちゃんが一人。このおばちゃんがまた多弁で……
まぁ、それはさておき。
空港の片隅にあるオフィスに入り、現在の気象状況を伺います。どうやら今上がっても何も見えないくらい条件が悪いらしい。
私たちは翌々日の午後を開けていましたから、この時間帯に変更。と、いうわけでその予約だけ入れ直してホテルに逆戻り。これで夕方まで何も予定が無くなってしまいました。
しばらく周辺を歩いたりしてみましたが相変わらずの土砂降り。
仕方がないのでお土産を探しにこの国一番のショッピングセンターWCTCに出向きます。
まぁ見かけはそれなりに立派なんですけど中身はショッピングセンターにしてはあまりに規模が小さすぎる……
お土産も、チョコレートだとかそういうものが多くて何も着いたその日に買う必要はなさそう。
というわけで一旦何も買わずに昼食をとります。ここまでこれといって何かのアクティビティをしたわけではありませんから、ひたすら食っちゃ寝、食っちゃ寝。
この旅行5度目の食事ということになります。
WCTCからほど近くにある有名なモグモグというお店に向かいます。本来は居酒屋なのですがお昼もやっているのでランチということで。ちなみにこの名前は日本語の「もぐもぐ」からきているそう。
メニューなんかも当たり前のように日本語があります。
2人分にお勧めというパラオの郷土料理の盛り合わせのようなものを頼みました。
出てきたものは2人分というにはちょっと少ないかな？という気もしますが、まぁお昼なのでこんなもんでしょう。
味はほとんど日本料理ですね。2つほど日本料理にない味のものがありましたが、その他は創作料理とか何とか言って日本の居酒屋で出てきても何ら違和感なく食べそう。
ちなみにレッドルースターというのはパラオの地ビール。今風にいうところのクラフトビールですね。
昼食をいただいてから、次の予定はナイトカヤックですからまだまだ時間は余りあるわけですが、天気もずっと良くないのでホテルに戻ってまったりすることとします。
もちろん、屋内を見て回ることになる博物館とかも選択肢にはなくはないのですが、ぶっちゃけあんまり興味が……
というわけで、着いたその日からホテルでごろごろ。この雨は回復するのでしょうか。Google先生によるとこれから先もずっと雷雨！勘弁してくれ。
着いたその日からこんなにやることのない旅行がかつてあったでしょうか。そもそもここまでひどい雨というのもこれまでなかったですからね……
それでも、かつてのミロさんなら町歩きに出かけたところでしょうが、やっぱりトシなんですね。この雨の中歩き回る気力なんてまるでなく。
ミロさんは小説を書き始め、私は旅行記でも書こうと思い立ったのですがふかふかのベッドで転がっていると眠気がやってきて……おやすみなさい。少しでも天気が回復することを祈って……
かつてないほど怠惰な1日目のなかでようやく活動する時がやってきました。
天気も回復し、いざナイトカヤックへ。基本的にカヤックは二人乗りなのですが、奇数人グループとかだったりすると1人乗りというのもなくはないみたいです。
私たちは当然2人乗り。私とミロさんはもうかれこれ15年の付き合いですから、さぞ息の合ったコンビネーションを披露することができるでしょう……！！
……しかしカヤックは思いのほか難しい。私たちのコンビネーションはガタガタ。あっちへふらふら、こっちへふらふら。
1人乗りのカヤックを利用しているのは、いかにもカヤック経験がありそうな様子のご夫婦（だったと思います、写真に写ってるのがおっちゃんだけですが、本当に1人で来てる人はいなかったような気がするので）とか、姉妹と母という家族3人で来たために1人乗りに乗ることになったお姉ちゃんの方とか、数えるくらいなのですが、皆すいすいと漕いでいたので、案外1人乗りの方が動きやすいのかもしれません。まぁ一馬力とはいえまったく同期のとれてない二馬力とかよりははるかにましなのでしょう。
同期が取れてないとは言っても、なんだかんだふらふらしながらも一応前進はできているのでまぁ良しとしましょう。
このナイトカヤックでは軽食とスノーケルによる夜光虫観察がついてきています。もちろん、カヤックから直接ダイブするのではなく、いったん船に上がってからですね。
軽食はこんな感じ。軽食としては期待値を上回るものだったと個人的には思いますね。
そしていつの間にか雲もなくなって星空がきらめきます。
陸上で三脚があれば美しい星空が撮れたことでしょうが、ここは船の上。かりに三脚があったところで船自体が固定されてませんから意味がない。
私はISO感度をゴリゴリに上げて、シャッタースピードも上げて、絞りは開放にしてα7で写真を撮りました。こういうとき、EVFではもはや何も映らないので、こういう場面においてはOVFの方が優れているのかなという気もします。
とうぜん、ノイズまみれの写真になりますから、RAW現像の際に極力ノイズを消した写真がこちら。
漆黒の中に星が写っている写真にはなりましたが、星空写真としてはいまいちな感が否めませんね。
そして夜光虫をみるために海へダイブするわけですが、ここでは当然α7は使えませんから水中ハウジング入りのRX100の出番です。というか、カヤックで移動中の写真もすべてこのRX100なのですが。濡れて壊れたら困りますからね。
……ただ、やっぱり夜光虫は肉眼ではきれいに見えますが、写真には何も写りませんね。あまりに光の量が足りなさすぎる。適当に写真を撮ってみましたが、フラッシュは焚くので、いわゆるオーブとよばれるものが写った謎の写真は大量に。
あと誰のかわからない手や足が写った写真とか。どれもあんまりなので掲載しませんが、ちょっぴり残念です。
と、いうような感じでナイトカヤックは無事晴天の間に終わらせることができ、塩まみれの体でホテルに戻り、ささっとシャワーを浴びて、後はこれといってすることもないので寝ます。
食っちゃ寝食っちゃ寝の1日目がこうして終了。明日はいよいよスキューバ！相変わらず体験ダイビングですが……