シャーロック・ホームズ 悪魔の娘

ソフト紹介

タイトル
シャーロック・ホームズ 悪魔の娘
ジャンル
ミステリーアドベンチャー
デベロッパー
Frogwares
発売年月
2016年6月

評価

グラフィック
(発売時)
(2022年)
私が初めてプレイしたのは発売からそれほど間が経っていない頃だったが、当時からそれほど良いグラフィックではなかった。ロンドンの街の表現は、この世代相応といったところだが、それ以外の部分では当時としても1世代前のような表現で、被写界深度表現に失敗して妙なアーティファクトがでたり、気になるところが多い。見るに堪えないグラッフィクという訳では無いにしても、もうちょっとなんとかしてほしかったかなぁという気はする。人物との会話シーンでの人物の動きがなかなかパペット感ただよう動きなのも気になるところ。
サウンド
BGMはあまり多用されない。SEの雰囲気は秀逸で、当時のロンドンの雰囲気をうまく再現しているのではと思う。しかし、せっかく名作をベースにしたシリーズものなのだから耳に残るテーマ曲があったなら良かったのではないかと思う。2016年のあたりといえば、BBCで現代版シャーロック・ホームズがあったり、アメリカでもエレメンタリーの名で現代のNYを舞台としたホームズもののドラマが放送されたりしていたが、いずれも耳に残るテーマ曲があった。
システム
記憶の宮殿など、シャーロック・ホームズらしい謎解き要素をうまくゲームに落とし込んでいると思う。ちょっとしたミニゲームも対して難しくなく、また、推理ものなのに何故か時々アクションシーンがあるがそれはいずれもスキップできる仕様が、このゲームをプレイするユーザーに対してフレンドリーな仕様であると感じた。
ボリューム
アドベンチャーゲームとして可もなく付加もなくという感じ。ちょうどいい長さといえば、まぁそうかもしれない。
シナリオ
なんだかホラーファンタジーになりかけながらも、ちゃんと現実的なところに落ち着くあたりが、ちゃんとシャーロック・ホームズしていると思う。どこぞのNetflixオリジナルのドラマを揶揄しているわけではない。ただ、気になるのが、基本的にどの容疑者も、ドラマのように追い詰められてベラベラと事の顛末を話すわけではないので、犯人として選んだ相手が本当に犯人だったか、わからないままその後なんのフォローもないのは残念。ただ、これはシリーズ全般に言える話なので、まぁそういうゲームなのだといえば、そういうものなのだろう。でもゲームなのだから、根拠をすべて見つけ出せば納得できる一つの答えが絞れてほしい。
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