酷な点数をつけたと思う。グラフィックは、Wiiにあった、というか無駄に写実的でない点は評価できる。ただ、そのオブジェクトの多さから、一つ一つがあまりリアルでない。また、全体的にぼんやりとした画は狙ったものだろうが好みが分かれる。Wiiのゲームにしてはいろんな点でやたらがんばったがためにフレームレートが低い。また、同様の理由でやたらフリーズすることがあるのも残念な点だ。将来Wii U版が出るとすれば、大いに化ける可能性を秘めたゲームである。

あのコナミにしては、という感じがする。音楽に定評のあるコナミの作品の割りに、あまり耳に残らない。むしろエレビッツたちの「ヒヨヨ〜ン」という鳴き声(?)の方が印象に残るという感じだ。

良くも悪くも絵本のような感じだ。好みが分かれると思うが、個人的にはなかなか気に入った。いろいろと不完全な面があることを否めないこのゲームにおいて、十分評価に値するできであるといえる。

この手のゲームで4人まで同時プレイできるようにしたことを評価したい。ステージエディットで無重力空間を作り出せたりするのもなかなか趣深い。また、Wiiフレンドの中でエレビッツをやっている人がいる場合、その人にエディットステージなどをネットを介して送ることが出来るようにした仕組みはローンチながらすばらしい。Wii発売後年月がたった現在においても、これしきのことが実践できていないソフトが多い中、ローンチにもかかわらずネット回りを充実させたことは大いに評価されるべきだ。

残念ながら性能などさまざまな面がうまくソフトと合致しなかった感が漂いまくっている。また、調整不足であるというのもやはり否めない。パッケージなど、どう見てもライト層に売り込んでいきたい思惑がにじみ出ているにもかかわらず、最初からわりと難易度がヘンタイゲーであるという点。性能不足ゆえの可変FPS。ただでさえ酔い易いとされるファーストパーソンシューティングで可変FPSなんかにされたらよいやすいことこの上極まりない。それでいて、本体に負荷がかかりすぎてフリーズしたりするもんだから持続性どころの騒ぎではない。ただ、アイディアなどはなかなか優れたものがあるので、しっかりと調整すれば大いに化けた可能性が十二分にありえる。

まあクリアした後は主にスコアアタック、自作ステージでのプレイが主となる、いたって普通、ということだ。とくにやりこみの要素はない。