良くも悪くも、普通である。GCの蒼炎の軌跡と比べても特に変化はないがSRPGとして特に問題はないだろう。ちなみに、ところどころそれなりに美麗グラフィックのプリレンダムービーが挿入されているが、ゲームのテンポを崩すものではないので問題はないだろう。このムービー内でのみ、音声が入る。テイルズ等のようにフルボイスであると思い込んで購入するとがっかりするだろうから要注意だ。

メインテーマはおなじみの曲。比較的オーケストラありきの音楽が好きな私にとっては基本的に文句なしのレベル。少し生音感に欠けるのが難点か。

ゼルダとは違い、この手のゲームはシナリオがないと話にならないのでまともなシナリオが入っている。しかも人物相関図がすごいことになっている。それでも、歴代作品と比べるとストーリーに壮大感が少なくなっている。また、前作である蒼炎の奇跡をプレイしていないとすこし話がわかりづらいのも難点か。その上、難易度ノーマルだとところどころ会話が省かれてしまうので要注意だ。

このゲームでは戦闘システムがこれに該当する。戦闘システムはほとんど旧作と違いはない。魔法の3すくみの関係が変更されている程度。まあ、SRPGなのであまり変化は加えられないのだろう。良くも悪くも、普通。

ノーマルではじめれば初心者でも簡単に進めていくことが出来る。ただ、つづけてプレイすると戦闘に対するマンネリ感が現れる。今作の場合、SRPGにしてはストーリーが異様に長いので注意が必要だ。それさえ気をつければ特に問題はないだろう。

基本的にやりこみはなんども最初からプレイするということが中心となる。本編中でのやりこみ要素は極めて少ない。