確かに、DXよりは進歩しているが、なにぶんスーパーマリオギャラクシーの後だった分いまいちぐっとくるものがない。キャラクターのポリゴンモデルのベースがDXにあったりして、テクスチャーを細かくしただけのようなものが多いのも原因かもしれない。実際にはかなり綺麗なのだが、どうしても画面が拡大できてしまうゲームでは細かく見てしまう傾向があり、粗がよく目立つのが残念。拡大が悪いのではないがいかんせん今回の拡大機能は少し中途半端で、評価しがたい。フィギュアなどでさえ、近くに寄れないのであるのだから。

もうこれはなにがなんやらという。Xオリジナル（編曲含）でも非常に多い曲数だが、原曲も含めるとまさに異常。どれがどれなのかさっぱりわからないといっても過言ではないほどだが、個人的にはDXの編曲のほうが好みだ。もちろん、今回の編曲もすばらしいものが多いが、DXの時に比べXでの編曲がいまいちな感じが来るのは、おそらくは今回は原曲も多数収録されていて、やはり原曲のほうが原作のイメージにあっていたりするからかもしれない。

亜空の使者ではストーリーが使われているが、あまり世界観にあっていなかった気がする。特にポケモンなどでは。カービィなどは原作者が同じだからか比較的あっていたものの、あわないキャラクターも多かった。ムービーゲーと成り下がってしまったのも残念だが、何より残念なのは、こういった手の込んだことをして前作にいたキャラが消えてしまったということだろう。そもそもがモデル換えキャラで、代替キャラがいるのはまだましだが、ミュウツーに関しては、代替キャラが居ない分残念である。

まず、ロードが長い。ありえないくらいに。2層だから仕方が無いのかもしれないが。それだけでなく、Wiiなのだからせめてメニューなどの項目くらいはWiiリモコンのポインティングが使いたかった。Wiiリモコンがつかえなくて始めて不便だと感じた一作。

持続性はまああるのではないか。ただ今回は前回よりもかんたんに隠し要素が出揃ってしまうので、あまり持続性があるとは言いがたい。基本的には単調なので、ひょっとすると筆者はDXなどの旧作を十分にプレイしたので、マンネリになってるのかもしれない。

これもまあまあ、1利用モードを極めたり、フィギュア、CD、シールなどの収集要素を集めるのが好きな人は持続できるのではないか。それから、もちろん、オンオフ問わず対人線が出来る人は長い間プレイすることが出来るだろう。