概要
法隆寺地域の仏教建造物のひとつである法起寺は、法隆寺の北東に位置する聖徳宗の寺院である。元は聖徳太子が法華経を講説した岡本宮があり、聖徳太子の没後、息子山背大兄王が岡本宮を寺に改めたものと伝えられる。現在では国宝の三重塔のみが創建当時の姿をとどめている。伽藍の配置が法隆寺と左右が逆となっていることが知られており、法起寺式と名付けられている。基本情報
遺産種別
文化遺産/法隆寺地域の仏教建造物
登録遺産位置
奈良県生駒郡斑鳩町
北緯34度36分 東経135度44分
北緯34度36分 東経135度44分
登録遺産面積
資産 0.7ha
緩衝地域 571ha
緩衝地域 571ha
ギャラリー
西門
現在の法起寺の入り口となっている。
三重塔
現存する三重塔の中では日本最古の三重塔。法隆寺と同様の雲形組物が特徴。再三にわたる大修理が行われたため、創建当初の様子は定かではない。
聖天堂
金堂跡に建つ定形造の建築。歓喜天像が安置されている。
本堂
本堂は元の講堂跡に建てられている。現在の建物は1694年に再建されたもの。