概要
古都京都の文化財の一つである本願寺は、京都に存在する東西の本願寺のうち西側に存在し、一般に西本願寺と呼ばれる。浄土真宗本願寺派の本山寺院であり、元は東山の吉水に大谷廟堂が建てられたのが始まり。比叡山による迫害、織田信長による攻撃を受け、各地を転々としたのちに豊臣秀吉に寄進された現在地に移り、1633年にほぼ現在の姿となった。なお、東西の本願寺に分離したのは親鸞から数えて11代目の顕如の後継者が分かれたためである。基本情報
遺産種別
文化遺産/古都京都の文化財
登録遺産位置
京都府京都市下京区
北緯34度59分 東経135度45分
北緯34度59分 東経135度45分
登録遺産面積
資産 6.1ha
緩衝地域 24.3ha
緩衝地域 24.3ha
ギャラリー
総門
本願寺境内の外、御影堂門の向かいに立地する。
御影堂門
現在はここから先が境内。
阿弥陀堂門
有名な唐門に似ているがそれとは別のもの。
唐門
こちらが有名な唐門。絢爛豪華な装飾で、一日見ていても見飽きない為、日暮門ともよばれる。以前は伏見城からの移築とされていたが、最近の研究ではこの土地で新築されたものとされている。
唐門の装飾
極彩色に彩られた唐門の装飾はこのように精巧な造りとなっている。
御影堂
宗祖親鸞の木像が安置され、本願寺が親鸞の廟堂から発展した歴史を今に伝える。現在の建物は1636年に再建されたもの。
御影堂内陣
中央に親鸞の木像（御真影）が安置されているほか、両脇には本願寺歴代の影像を安置している。
阿弥陀堂
御影堂の真北に位置し、阿弥陀如来を安置する本願寺の本堂。両脇には日中印で浄土信仰を広めた7人の高僧及び日本仏教に多大な影響を与えた聖徳太子の影像が安置される。
竜虎殿
玄関を入るとすぐに虎の間となっていることから、この玄関は「虎の間の玄関」と呼ばれる
経蔵
第14代寂如宗主により建立された。内部には回転式の書架がある。