概要
古都奈良の文化財の一部として登録されている春日大社は、藤原不比等が茨城の鹿島神宮から武甕槌命（たけみかづちのみこと）を祀ったのが始まりといわれる。その後、神の降臨する山として神聖視されていた御蓋山（みかさやま）の麓に藤原氏の氏神を祀った神社として768年に創建された。中世以降は庶民に信仰が広がり、多くの石灯籠、釣灯篭が庶民から寄進された。明治の廃仏毀釈により神社として確立した。基本情報
遺産種別
文化遺産/古都奈良の文化財
登録遺産位置
奈良県奈良市
北緯34度40分 東経135度50分
北緯34度40分 東経135度50分
登録遺産面積
資産 93.1ha
緩衝地域 1,311.6ha
緩衝地域 1,311.6ha
ギャラリー
中門
この奥に本殿がある。本殿は南を向いて4棟あり、東から第1殿（武甕槌命）、第2殿（経津主命（ふつぬしのみこと））、第3殿（天児屋根命（あめのこやねのみこと））、第4殿（比売神（ひめがみ））となっている。檜皮葺で春日造の建造物。
南門
南門。
参道
春日大社の参道と廻廊には、約3000の燈籠がある。盆と節分には全ての燈籠に火が灯る。
鹿
奈良の鹿は、春日大社の武甕槌命が白い鹿に乗ってきたという伝説があり、神鹿として大切に扱われてきた。