概要
古都奈良の文化財の一部として登録されている春日山原始林は、春日大社の背後にあり、春日山、三笠山、花山を含む3平方キロメートルの原生林である。平安時代に狩猟や伐採が禁じられ、841年に春日大社の神域に指定されたこの区域には、天然記念物であるルーミスシジミ（蝶）のほか60種以上の鳥類、約800種の植物の生息域である。基本情報
遺産種別
文化遺産/古都奈良の文化財
登録遺産位置
奈良県奈良市
北緯34度40分 東経135度50分
北緯34度40分 東経135度50分
登録遺産面積
資産 298.6ha
緩衝地域 1,311.6ha
緩衝地域 1,311.6ha
ギャラリー
原生林
春日山の3分の2が春日山原生林として指定されている。1924年に天然記念物になった。
鹿
神鹿として大切に保護されてきた奈良の鹿。藤原氏の貴族たちは鹿にであうと乗り物から降りて礼拝した。彼らが原生林の中に入り木の皮をかじることもある。