早朝にエディンバラに到着しました。
昨夜列車に乗るときには、写真を撮り忘れていたのでまずは列車の写真を。
なんだか、牽引車が変更されている気がします……
それと少し？かなり？天気が悪いような気がしてちょっと残念。
まずはホテルに向かい、荷物を預かってもらうことにします。
ホテルが有るはずの道へ階段を登り……
そうそう、これがイメージの中のヨーロッパですよ！中世ヨーロッパがそのまま現在まで受け継がれてきた感が凄く良いですね！
私達のホテルも、なんだかお城や宮殿のようなホテルだったはずです。
が、そのようなホテルは見えず、ただただ工事中の建物……
そう、それこそが私達の泊まるホテルだったのです！なんと、詐欺にも程がある！サギプリのレベルではありません！（憤慨）
とはいえ、そこに泊まるしかないので、とりあえず荷物を預け、街を散策します。どうせまだどこも開いていないので。
しかし、ロンドンに続きこちらも一層寒い。完全に服装を誤ってしまった感があります。
不思議な鳥のオブジェや……
世界遺産の主要な構成資産の一つであるジャイルズ大聖堂。
スコットランドの旗がはためき、ここはイギリスの中の別の国であることを改めて感じます。
そうこうするうちにようやくスタバがオープンする時間になったので朝食をとります。
スタバとはいえ、世界遺産の中にあるだけあって、ただのスタバのくせにとてもオシャレで、写真を撮ってもたしかに絵になります。
天気も悪く、まだ当面観光施設はオープンしないので、先にフォース鉄道橋を見に行くことにします。勿論、列車で。
地球の歩き方によると、ダルメニー駅が最寄り駅。
雨はそこまで強くないのですが、風が強い。
ミロさんは傘を持ってきていなかったので、実はグリニッジで購入していたのですが、この強風のためあっという間につぶれてしまいました。
「風がたった、生きようと試みなければならない。」
よくわからない道をひたすら進み、リードも何もつけていない犬2匹が私達を興味津々に見ながら近づいてきて。結局彼ら（彼女ら？）は飼い犬で、散歩中だったのですが、中々に大きいサイズだったのでびっくりしてしまいました。
とはいえ、敵意のある目ではなく、穏やかな目をしていたので、実はそこまで心配はしていませんでしたが、異国の地で何が起こるかはわかりませんからね。
そうこうして見えたのは、確かにあの鉄道橋。実は、ポケモンBWのシリンダーブリッジというのは、このフォース鉄道橋がモデルなんだそう。
私は、BWには特にこれと言って思い入れが無いので、旅行から帰って初めて知ったのですが、確かに似ている。
この曇天の中に立つ恐竜、フォース鉄道橋は時代の流れに取り残されたようでどこか淋しげに見えます。何しろ、観光客はおろか、人間が私達以外にはほとんど全く見られないという状態に。
隣にかかるフォース道路橋と比べると、建築技術の進歩もまた感じます。
とはいえ、今でも現役の鉄道橋。私達がここまで来た列車も、私達が降りたダルメニー駅を出発してすぐにこの鉄道橋を通ったはずです。
悲しみの世界遺産のように見え、出てきた言葉は「うん。」「まぁ……（掛ける言葉が見当たらない）」
ミロさんに至っては「こんなん」。
とはいえせっかく来たので、対岸まで渡ることにしました。
雨が振り、いっそう悲しげなこんな道を通る日本人は、私たちで何人目でしょうか？
途中、散歩中の犬（勿論先ほどのとは別）に絡まれ……かわいい。イギリスの人は、犬を散歩させるときにリードを付けないんですね？
流石にローカルの路線で、なかなか各停も来ず、駅からフォース鉄道橋の写真を何枚か。
そして私達が列車に乗ってフォース鉄道橋を渡る頃にはすっかり青空。
対岸に着く頃にはあまりの爽やかさに先程とは全く異なる感想が飛び出します。「雄大」。
天気の影響は、こんなにも大きいのですね。「うん」「まぁ……」「こんなん」から「雄大」へ。
感動のあまり、しばし橋を眺める私達。記念に写真を取りつつ、せっかく晴れたのでエディンバラを観光するべく、帰ります。
こちらの駅にはフォース鉄道橋をモチーフにしたと思われるモザイク画がありました。最初からこちらに降りたほうが良かったのでは？とも思いますが、もしそうしてたら、やはり曇天でこのような感想には至らなかったでしょう。
戻ったエディンバラも実に写真写りの良い最高にいい天気。
いい天気なので、天気が崩れない内にエディンバラ城をさっさと観光しにいきます！
ジャイルズ大聖堂などのあるロイヤル・マイルをずっと進んで、エディンバラ城！
とてつもない要塞らしさを感じる！
大砲も立派。
日本では、地理的な要因から大砲の文化が花開くことはありませんでしたが、岩塊の上に築かれた要塞から向けられた大砲というのは、インパクトがあります！
敷地の一角に建てられた小さな祈りの場、マーガレット教会堂は城の中でも最も古いものです。
……あっ！まぁ、ここらへんは世界遺産のページで後日紹介することにしますね！
お昼は午後の紅茶、ならぬアフタヌーンティー。
た、たべかたが分からない……グェー死んだンゴ。
しかも、二人で25ポンドだったので、30ポンド渡したら、そのままチップと勘違いされて持っていかれてしまった悲しい。
泣きっ面に蜂とはこのことで、店を出ると土砂降り。
とりあえず近くの建物に入って見学して戻ってくると……
止んでいる。
次の建物も見学して出てくると……
降っている。
また近くの地下施設を見学しに行くと……
外では雹が降ってくる。
見学を終えて戻ってくると……
雨。
しばらく雨宿りしていると……
すっかり晴れ渡り。
……なんだこの天気。スコットランドの天気はどうなっているのか？
と、まぁ雨に降られながらも、写真としては概ねよく晴れたものが撮れたかなと思います。
その後再びロイヤル・マイルを下りてジャイルズ大聖堂を見学し、
新市街側のカールトン・ヒルに向かいます。
ここから、市街が一望できるとのことです。
そのカールトン・ヒルには、いかにもギリシャ趣味の建物が沢山。
パルテノン神殿風の建物によじ登ってみると、なぜか立つことすらままならない強風が私達を襲うことに。
……神罰でしょうか？あとで登った子供たちは平気そうにしていたので、やはり私達が登ったときだけ強風だったみたいです。
そして肝心のエディンバラ市街は、こんな感じ。
夜景とかだと綺麗そう。あとおもったよりエディンバラ城遠いな。
そのあとは新市街を歩き、エディンバラ城の麓へ。
ぶっちゃけ、カールトン・ヒルから見た風景より、こっちのほうがよっぽど良い。
ただし、時間的に逆光。一応ここの写真は現像のときに調整して黒つぶれはしないようにしていますが。
その後、夕食に向かう最中、虹が。
確かに、これだけ雨が降ったり晴れたりしてたら虹の一つや二つくらい、普通に出そうです。
スコティッシュビールうめぇ。
