何の予定も考えずに2日目にはロンドンのめぼしい所を弾丸で回ってしまって、時間に余裕が生まれたので、キューガーデンズでホリデイを過ごすことにしました。
ロンドンの郊外はイギリス感があります。ロンドンの市内は、どちらかというとニューヨークっぽい感じがしたので。
そして駅から歩くこと10分程度。キューガーデンズの入り口です。じつは、ここも世界遺産なんですよね。
ぶっちゃけ、世界遺産感はまるで無いですけど。
中身は、まぁ植物園ですよね。ヒースロー空港が近いので良く飛行機が飛んでいますが。
一面に咲き誇るチューリップ。柵がなくて足を踏み入れやすいのが良いところですね。
ぶっちゃけ民度の高さというものを感じます。
桜も様々な種類が咲いています。日本らしさを感じる桜ではありますが、しかし、案外各地に生えているものなのかもしれませんね？
で、キューガーデンズのランドマーク、パゴダに向かいます。
地球の歩き方によると、中に入れるらしいですが……
あっ、鳥！これは、眠っているのでしょうか？器用なもので。
で、見えてきましたパゴダ。中には入れませんでした。残念……
続いて近くにあったのが日本庭園。何故日本人である私達が、イギリスの庭園に行ってまでわざわざ日本庭園を見るのか、という話ですが……
うーん、溢れ出る祖国感。枯山水なので本当は緑があるのはおかしいんですけどね？
一方、園内の直線的な道は、やはり欧州庭園の影響でしょうか？
レッドウッドもありました。アメリカの西海岸にレッドウッドの森が世界遺産に登録されていますね。
これはおもったより小さいので、まだ成長段階なのでしょう！
そのごく近くにあったのが睡蓮の池。
まさに、クロード・モネの世界ですよね。勿論彼は、自宅の庭にこれをより大規模に作ったのですが。
そうそう、このキューガーデンズはキュー王立植物園とも訳され、18世紀、ジョージ3世の母親プリンセス・オーガスタが作った薬草庭園が起源とされます。
なので、現在でも、故ダイアナ妃によって建てられた温室「プリンセス・オブ・ウェールズの温室」や、「キューパレス」、「シャーロット王妃のコテージ」など英国王室と縁のある施設が残されています。
まずはシャーロット王妃のコテージに向かいます。Queen Charlotteと書いてあるのでシャーロット女王かと思いきや、王妃なんですね。Queenに王妃の意味があることを初めて知りました。
コテージは古く懐かしいような建物です。当時の部屋がそのまま保存されていました。
続いて向かった先は、Minka House。つまり民家ですね。
日本庭園に日本家屋。庭園内の異なる場所に二つの日本関連のエリアがあるとは、中々にゼイタク。
中に入ると日本人形など、伝統的な日本の工芸品が。
と、ここで白人家族が登場。子供は、異国感丸出しのこのMinka Houseに興味津々。
木の枝かなにかを刀に見立てているのか、それを大事そうに持ちながら「Jappppppppaneeeeese！！」
と、そこで彼は私達の存在に気づきます。
「あれ、彼らは日本人なのでは？」というような表情で私達を見つめます。
私たちはその視線を感じながら、Minka Houseから退散。やはりジロジロと見つめられるのは、なんだか尻尾巻いて逃げたくなります。
つづいてキューパレス。
こちらの内部はまさにパレス。ただし、一部いかにも古めかしくボロボロの部屋があったり、少しホラー。
夜に行ってはいけない（戒め）。
裏の庭園は大変きれいなんですけどね、この通り。
つづいてプリンセス・オブ・ウェールズの温室に向かいましたが、暑くて内部の写真は撮っていません。
近くには、キューガーデンズの顔とも言えるパームハウスが。こちらも温室になっています。暑いです。
この暑さに疲れ、芝生でくつろぐことに。芝生に転がるなんて、普段はまずしませんが、これが中々に気持ちのいいこと。
まさに、ホリデイ。これこそがホリデイなのではという気分に。
一通り休憩したら、このキューガーデンズが誇るアトラクション？のTreetop walkway！つまり樹上の歩道ということですね。
実際には、この通り、樹上に造られているわけではなく、鉄骨で造られているのですが。
そうはいっても私は御存知の通り高所恐怖症ですし……
しかも、歩いてみるとわかるのですが歩くタイミングに合わせて共振しているのか、結構揺れるんですね。
倒れそう……
ということで恐怖を覚えながらさっさと退散。
再び、ホリデイを過ごすということで昼間からビールを飲み、まったり。
昼間とは言え、もう夕方に近い時間帯なのですが、やはりイギリスの一日は長い。
実は、この植物園も十分に見てしまった感があったので、ロンドンに帰ることにします。
目的地は、リトル・ヴェニス。ヴェニスというよりは、運河そのものですが……
そしてなんだかお祭り騒ぎだったのですが、特別な日だったのでしょうか？写真を撮ったはいいものの、よくわからないごちゃごちゃした感じになってしまったので、現像はしていません……
いずれ、本物のヴェニスにも行ってみたいものです。
夕食にはムール貝を頂きました。私、実は食にはあまり造詣が深くなく、そもそもムール貝というものの存在も知りませんでした。
ムール貝そのものの感想としては、あまり魚介類臭さが無くて、わりとアリなのでは、という感じもしました。
今日は夜行列車でエディンバラに向かうため、時間つぶしに再びトラファルガー広場へ。
イギリスの国旗が沢山道沿いに掲げられているらしい道にも向かったのですが、掲げられておらず。
私は、イギリスの国旗であるユニオンジャックってかなり好きなんですよね。少なくとも外国の国旗の中ではいちばん好きです。ぶっちゃけセンスの塊だと思うのですが……
夜行の時間になると、列車に乗り込んでエディンバラに向かうことができます。
