この日は早朝から活動を開始。
人多すぎのヴェネツィアを回避するためには、人々が活動を始める前の時間帯に町歩きをするのが最善！
ということで、5時半起床の6時町歩き開始となります。やはり、こういう時に現地（本島内）に宿を確保していると地の利が生かせます。
やっぱり、街を歩いている分にはただの町。というか、ぶっちゃけちょっと汚い。
日中は観光客でごった返しているので、ある意味仕方のない話かもしれませんが。
しかしさすがにリアルト橋などは人がいなくて快適そのもの。これこそがあるべき姿といえるでしょう！
大運河カナルグランデもこの美しさ。まるで一服の絵画のよう。
美しい光景はここにあります。
これだけ人が少なければ、サンマルコ広場にも期待が持てます。
さすがに、サンマルコ広場には多少の観光客がすでに集まっていましたがそれでも日中とは大違い。
サンマルコ広場も、サンマルコ寺院も、時計塔も、ほとんどあるべき姿で撮影できます。
ところで私たちは昨日、本島の人の多さに辟易して本島をろくに見て回っていません。
カナルグランデもまともに見ていませんので、昨日購入したヴァポレットの24時関券を利用してサンマルコ広場からカナルグランデを遡上します。
まぁ、カナルグランデは運河ではありますが本来は海なので遡上もくそもないのですが、なんとなく駅のある側が上流で、サンマルコ広場側は下流な印象があります。
さすがに早朝のヴァポレットは人も少なく、美しい光景を撮影することがいともたやすい。
これが早朝から活動する人間の特権といえるでしょう。ホテルで延々寝ていたり、ホテルの朝食をとってから活動を始めるほかの観光客には手に入れられないもの。
運河を上ってリアルト橋に差し掛かるころには、私たちの時より少し人間が増えていました。
やはり6時から活動を始めたのは正解だったといえるでしょう。
サンタルチア駅に到着すると、今度はサンマルコ広場まで逆走します。
昨日、サンマルコ広場の施設のどれにも入っていなかったので、今日こそはということで。
しかしは入れるのは、昨日の人数の多さを考えると一つか二つで精いっぱいといったところでしょう。
たちまち長蛇の列になってしまいますので。
ということで、私たちは最優先施設としてパラッツォ・ドゥカーレ、いわゆるドゥカーレ宮殿を選択。パラッツォとは英語のパレスに相当するイタリア語です。
次点で鐘楼にします。聖堂は、入っても写真は取れないということですし、ぶっちゃけドゥカーレ宮殿と聖堂の両方は難しい。
ドゥカーレ宮殿には無事に第一団にはいることができました。おかげで、これまた人の少ない光景が。
有名な巨人の階段もこの通りですし、2000人が収容されたという評議会の間ですらこの通り。
写真によってはこんな感じで一切観光客が映っていない写真も撮ることができ、まるでメディアの写真のよう。
朝起きは三文の得といいますが、まさにそのとおり。
このドゥカーレ宮殿は、いずれ世界遺産のページで詳説します。
……旅行記でこのように書いてしばしば放置される世界遺産がありますが、ここは早いうちに書きたいと思います！
いまだに記事が書けていない海外の世界遺産といえば、
ドイツ・オーストリア旅行で行ったブリュールのアウグストゥスブルク城。
ベトナム旅行ではミーソン遺跡とフォンニャケバン国立公園。
イギリス旅行では、ウェストミンスター寺院、バース市街、ロンドン塔、グリニッジ、キュー王立植物園。
フィンランド・エストニア旅行ではタリン旧市街。
オーストラリア旅行では、クイーンズランドの湿潤熱帯地域。
ほかの国の世界遺産は一応すべて書き上げているはずですが、実は国内の世界遺産でも日光とか西洋美術館とか萩とか平泉とかいろいろ漏れていたり。
うーん、時間を見つけて書き上げていきますが、とりあえずヴェネツィアは！いの一番に書き上げたいと、思います。（今のところは）
……さて、これから日中にかけて、人が増加していきます。と、いうか人多すぎで鐘楼は諦めることに。
ぶっちゃけ人多すぎのヴェネツィアは魅力度が大幅に低下するので、ほかの場所に避難することにしました。
で、まぁ近隣の世界遺産といえば、ビチェンツァか、パドヴァの植物園か、フェッラーラか、あの忌々しいヴェローナか。
ミロさんとも色々考えた結果、観光地としての魅力とか、やられっぱなしでは気分が悪いとか、とかいうわけでヴェローナにします。
今日はもともとユーレイルパスを使う予定の日ではなかったので、仕方なしに全額負担。
上級国民仕様の座席か、庶民用の座席か。10ユーロ以上の差があったので、ここは庶民用を選択。
帰りに、ひょっとしたらヴィチェンツァあたりは寄るかもしれないので、まずは片道から。
列車で1時間程度揺られ、昨日はじき返されたヴェローナに到着。
……ヴェローナの都合ではじき返しておいて、もう一度来てくれなんて許されるのか？！（いや、許されるはずがない）
が、そうはいっても訪れたヴェローナ。今日は荷物預かり所は……開いてました。なんだこれ。いいかげんにしろ。
実はヴェローナはもともと旅程に組み込まれていましたが、そこまで予習していなかったので、とりあえず円形闘技場に到着した後はジュリエットの家に向かうことにします。
そしたらまぁなんだこれ！？
人多すぎ。これはヴェネツィアとかなんだとかのレベルではなく、もはや身動きが取れないレベル。
これにはさすがの私たちもうんざりしたので撤退、ロミオの家に向かうことにします。
なおロミオの家はどれかわからない模様。
ジュリエットの家には腐るほど人がいたのに、ロミオの家はそんなことはなく、なんだこの格差。
ミロさん曰く、そらヒロインの家の方が行きたいやろ、ということです。まぁそんな気もしなくはないですが、それにしたって本来はたかが架空の人物。アイドルの出待ちみたいな状況はさすがにやりすぎなのでは？
というわけで、続いてカステルヴェッキオ城と橋に行きます。
これがまた結構遠い。ヘロヘロになりながらもなんとか到着。
城自体はまたミュージアムのようにもなっていましたが、そんなに興味はないのでスルー。
橋はなんかいい感じなので渡ってみます。途中ファラオもいたりして、なんだか世界観がよくわからないことに。
橋からの景色は、なんだかこれといって普通。あんまり感慨はありませんでした。
続いて向かうのはサンゼノ教会。もう結構ヘロヘロだったので、教会で一休みしようとたくらんだのでした。
が、このサンゼノ教会もなかなか遠いうえ、入場にお金がかかる仕様。
ただでさえヴェローナに来るまでに無駄にお金をかけているのにこんなところでお金をかけられるか！ということで撤収。
パワプロのマイライフで言えば、もはや体力ゲージは0で、疲労ゲージがたまっていく一方。
というわけで、もはやこれまで。ヴェネツィアに撤退することにします。
リベンジを誓って臨んだヴェローナですが、見事に再びはじき返され、しっぽをまいて逃げる形になります。
ヴェネツィア帰還後は、いったんスーパーに寄って、水などのグッズを購入します。この旅行、どうしても野菜成分が不足してしまうので、イチゴとリンゴを購入。
どちらも簡単に食べることができる便利な食材です。
そして、晩酌用にチーズ。ワインは、前日にミロさんが購入していました。
アパートに「帰宅」後は購入したものを整理して、いったん晩御飯に向かいます。
ヘロヘロの足で地球の歩き方先生によるおすすめの店に向かったのですが、残念ながら予約でいっぱい。
仕方がないので、昨日夕食をいただいたのと同じ店で夕食をいただきます。
やっぱり、「家」から近いのが気楽でいいですね。
ところで昨日は私がベッドで、ミロさんがソファで就寝したので、今日は入れ替わって私がソファで寝ることになります。