例によって今回もミロさんと海外旅行。今回は初めての中央アジア、その名もウズベキスタン。家族や友人知人に、今度はウズベキスタンに行くというたびに言われたセリフが3つあります。
・「あぶなくないの？」
・「何があんの？」
・「どこにあんの？」
〜〜スタンが危ないというイメージは間違いなく戦犯アフガニスタンの影響でしょう。それに加えてパキスタン。それ以外の〜〜スタンは大概人畜無害なはず。何があるのか、といえばあのサマルカンドブルーの美しいサマルカンドがありますし、どこにあるのかといえば中国の西にあるという感じ。
今回もまたしても大韓航空。
もはや関西民にとって大韓航空はナショナルフラッグキャリアのようなもの（？）。スカイチームなので、デルタマイルにするしかないし、デルタマイルは還元率も高くないのでちょっと使いづらいですが、まぁ仕方がない。それに日韓関係が日に日に悪化している昨今では、いつまで日本に大韓航空が飛んでくるかもわからない状況。なにせ関空から釜山の便すらもまもなく運休になるとかいうし。
と、いうわけで今年すでに4度目（往復で考えると7度目）の関西国際空港から、3度目（往復で考えると4度目）の仁川国際空港へ。
今年頭のパラオ便は、やたらと乗り継ぎに間がありましたし、アメリカからの帰りも太平洋から日本を通り越して韓国まで行った挙句何時間も待たされたので、これまではどうも乗り継ぎのタイミングが良くなかったのですが、今回は行きも帰りも乗り継ぎ時間が2時間前後ということで、だいぶ穏やかな感じ。仁川までひとっとびしたあと、ほとんど中国の上空を飛行し、中国を出た後はもうすぐにウズベキスタン。
でも、仁川からウズベキスタンの首都サマルカンドまで7時間以上の飛行ですから、中国の広さというものを痛感します。アメリカの国内線も国土の広さを実感しましたが……。日本は、それにくらべるとやはり大分小さい国であるなぁと思います。まぁ、たまたま日本を取り囲む国がやたらとでかい国が多いだけなのですが。北はロシア、東は太平洋を挟んでアメリカやカナダ、西は朝鮮半島にも国があるとはいえ中国という大陸国家。南も大分遠いですがオーストラリアとかも、国土はかなり広いですからね。一方、アフリカやヨーロッパから中央アジアにかけてなどはそれほど国土の大きい国がないので、そのあたりに日本が混じってたらそんなに小さくは感じなかったのでしょうけどね。
何はともあれ、無事にタシケント国際空港に到着。私たちはホテルに空港送迎を依頼していたのですが返事がなく、これはひょっとすると自力で向かわなければならないのではないか、とそんな感じがしていましたが、、、案の定我々を待つ人はおらず、これはどうやらタクシーを使わなければいけない。それもきっと白タク。
空港では両替の施設すらなかった（厳密には、入国前のエリアに1件だけ両替できるところがあったらしいが、そんなもの気づくわけもなく）ので、USドル鹿持ち合わせがない。結局、いろいろあったのですけれども10ドルでホテルに送ってもらうことに。本当にひやひやものです。
これまでも海外のタクシーを利用したことはないわけではないですが、今回なぜこんなにひやひやなのかといえば、Wi-Fiがないからなのです。いや、ないわけではないのですが、ウズベキスタンで障害が発生していて繋がらない、という。事前にそういう可能性を連絡されていたのですが、通常通り使えることを信じて持って行ったわけです。ま、残念ながらやはり繋がらないのでしたが……
と、いうわけで今回も前途は多難に満ち溢れていますが、ホテルには無事到着し部屋に置いてあるつまみとビールを頂いてこれが夕食。
アメリカに続いてこういう晩飯と呼んでもいいものかどうか甚だ疑問な食事です。
米ドルからウズベキスタンスムへの両替はホテルのカウンターで行えます。さすがに首都タシケントでは米ドルやユーロのほか、日本円、英ポンド、スイスフランなど主要な国際通貨から両替が可能なのですが、この国では基本的には米ドルまたはユーロしか両替に使えないらしい。日本円の通用しない国が世の中にはまだあるらしい。